赤ちゃんが生まれる際に本来お腹のなかにあるはずの臓器がお腹の外に出てしまった状態で生まれる病気「腹壁破裂」
あまり馴染みというかこの言葉自体聞くことはほぼないと思います。
確率的にも結構低いとのことで、詳しい原因などもあまりわかっていないみたいです。
胎児(乳幼児)への影響や腹壁破裂はどんな胎児に多いのかなど
いまわかっている情報だけでもまとめてみますね。
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腹壁破裂は、赤ちゃんが生まれてくる際に、本来であれば、小腸や胃などといった臓器がお腹の外に出てしまった状態で生まれてくる病気です。
腹壁破裂は主に未成熟児(体重が異常に低い)に発生してしまうことが多いようで、赤ちゃんが生まれてからすぐに、体内に臓器を戻す手術をするか、皮膚や人工膜で出てきてしまっている臓器を覆わないと早期になくなってしまいます。
近年では、超音波での検査によって生まれてくる前に状態がわかるようになってきているため、昔ほど出産後に慌てて対処をするということも少なくなってきていて、手術の準備をした上で出産にのぞむことが多くなってきているようです。
その影響もあって、助かる赤ちゃんの割合も増えてきています。
合併症なども少ないようで新生児期を乗り切ると周りのことほとんど変わらない正常な子どもに育つことができるようですよ。
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腹壁破裂の原因ですが詳しいことはわかっていないようです。
考えられる原因は
・母親の栄養不足
・薬物やアルコールなどの刺激物
・母親の精神的なものによる心疾患
などがあるようです。
ただ、これらのことが腹壁破裂を起こしてしまうという確定的な原因になっているわけでもなく、気をつけていれば起こさないというわけでもないようです。
逆に妊娠中にアルコールは飲む、タバコも吸うなどをしていても腹壁破裂が起きないこともあるので、やはりあくまでも考えられる原因ということみたいです。
食生活はある程度気をつければなんとかなるかもしれませんが、精神的な状態は中々保つことが難しいと思います。
特に妊娠中はブルーな気持ちになりやすいですし、今までとできることが変わってきてしまったりと変化に戸惑ったりイライラしたりすることが多くなってしまいます。
精神的な状態がホントに腹壁破裂を起こしてしまう原因だとすれば、母親ひとりの問題ではなく、父親やその周りの環境の影響が大いに考えられるので妊娠中は特に気を使ってあげることが重要になりそうですね。
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腹壁破裂の確立ですが、生まれてくる胎児の中の2万人に1人という確立のようです。
日本の人工的に考えると少ない確立のように見えますが、原因が詳しく特定されていないことや、症例も少ないとのことなのでかなり稀な病気といえます。
胎児への影響ですが、母親のお腹の中にいる間は外気などに触れる心配もないため、ある程度は安全なのだと思います。
ですが、出産後は臓器が直接空気などに触れてしまうため危険なのでしょう。
出産と同時に手術が行われることが多くなってきたので、これまでと比べると胎児や母親への影響は少なくなってきているといってもいいと思います。
ただ、いくら対策が取れていたり、術後は比較的良好な経過をたどると言ってもと、合併症が起きてしまう確立は0ではないため、完全には安心できません。
それでも、昔よりは格段に技術は進化してきているので、腹壁破裂といってもすぐに諦めてしまう病気ではなくなってきているようです。
日本でも腹壁破裂を起こしてしまった例があったようですが、今では元気に育っているという事実もあるので、もし診断をされてしまったらまずは向き合うことから始めて見るのが良いのではないでしょうか?
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