触れるだけで火傷をすると言われている
ジャイアントホグウィードという植物。
人間にはかなりの毒性を持っている植物
に指定されています。
症状や生息地、日本にあるのかを調べて
みました。
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触ると火傷の症状が現れてしまう植物
「ジャイアントホグウィード」
原産地は中央アジアとされていて19世紀ころに
観賞用としてイギリスに持ち込まれ、その後に
ヨーロッパやアメリカなどに広がっていきました。
もともと観賞用の植物とされていたのですが、
当時はそのような毒性があるとはわからなかった
のでしょうね。
現時点では日本での存在は確認はされて
いないようで安心できるのですが、
年々生息域が拡大をしてきているとの情報
もあります。
また、環境に適応する能力がかなり高い植物
として判明しているので、熱帯などの
高温多湿の環境でないと生息できない
といったこともありません。
今はまだ、日本での存在は確認されていない
というだけで今後輸入などで入ってきて
しまう可能性も否定はできないみたいです。
現在生息を確認されている地域は
中央アジア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、
ヨーロッパ地域(イギリス、ドイツ、フランス、ベルギーetc…)
となっているので、その方面に行く方は
頭の片隅に入れておいてくださいね。
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ジャイアントホグウィードの主な生息地は
ロシアや北米、ヨーロッパとなっています。
北はロシアで南はニュージーランドとやはり
環境に関係なく生息をしているようですね。
それに加えて、公園や草むら、河原など
普通に人が出入りするようなところに
生えてくるのでただただ害悪でしかない
植物ですね。
アメリカでは多くの州で有害植物として
指定されていて、駆除対象にもなっています。
日本にはないからと言っても、海外にいけば
普通に生息しているので油断はできないです。
悪魔の植物なんて呼ばれ方もしているようで
生息地とされているミシガン州では
自生も確認されているので簡単には駆除も
できない危険植物なんですね。
見た目だけは結構いいと思うのですが、
コイツの持つ毒性は人間の天敵といっても
過言ではないくらいヤバイものになっています。
ジャイアントホグウィードに触れてしまった
ときに現れる症状は
まず、皮膚が赤く腫れ上がり、かゆみを
引き起こします。
その後、48時間以内に水疱ができます。
それだけで終わらず、黒色から紫色の傷
として数年間もの間皮膚に残り続けます。
皮膚に触れてしまった際ですらひどにのに
目に入れば治ることのない失明になってしまいます。
公園などに生息しているので、もし見つけた場合は
すぐにその場から離れましょう。
お子さんなどがいる場合は間違っても
目を離さないでください。
取り返しのつかないことになってしまいますよ。
なぜ、ジャイアントホグウィードがこのような
強い毒性を持っているのかというと
ジャイアントホグウィードの樹液には
光毒性(光に反応する毒)が含まれていて
太陽光や紫外線に反応します。
ジャイアントホグウィードの根っこ~花には
フラノクマリン類の有機化合物が含まれています。
フラノクマリン類の有機化合物は、皮膚に
触れれば上皮細胞の細胞核へと侵入して
その細胞を死に追いやります。
その為、黒や紫色の傷として皮膚に
残ってしまうのです。
ジャイアントホグウィードはアメリカでは
有害植物として駆除対象になっています。
駆除のときに掘り返したり触れる場合には
決して皮膚や目に入らないように
防護服と防護眼鏡を着用するように勧めて
います。
もし万が一、触れてしまった場合は
その部分を洗剤と水で入念に洗い流し
数日間は太陽光に当たらないように
徹底的に保護をする必要があります。
ひどい場合には入院の措置が適応される
こともあるので、ホントのホントに
海外に行く人は気をつけてくださいね。
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