アメリカのバズフィードニュースによると、2004年頃に911緊急コールセンターで勤務していた
キースウェインカーさんが、忘れることができない通報について語りました。
女性がピザの配達の注文の電話をしてきました。
キースウェインカーさんは女性に、ここは911であり、緊急事態ですかとたずねました。
キースウェインカーさんは女性が誰かと一緒にいて、助けてほしいが、そのことが言えないことを察して、
女性に確認し、近くにいた警察官を急行させました。
キースウェインカーさんは、女性に何が起こっていたか知りませんでした。
しかし、通話の履歴を見ると、今までに何度もドメスティックバイオレンス(DV)の通報がありました。
警察官が到着すると、ボーイフレンドが酒に酔っていて、女性は殴られていました。
キースウェインカーさんは女性の勇気と機転をほめています。
そして、キースウェインカーさんは、公共のために勤務したことをよかったと言っています。
キースウェインカーさんとこの女性とのコールセンターでの実際のやりとりが、
2015年のアメリカのスーパーボウルのCMに流れました。ユーチューブでも見れます。緊迫した通話です。
スーパーボウルは、アメリカのプロアメリカンフットボールリーグの優勝決定戦です。
アメリカンフットボールの最高の大会で、アメリカ最大のスポーツイベントです。
このスーパーボウル放映中のコマーシャルの放映料は30秒で約4億円だそうです。
すごい金額ですね。
その予算を集めて、世の中に反ドメスティックバイオレンスを強く訴えた団体があったんですね。
パートナーからの暴力行為はやめてほしいですね。
ドメスティック・バイオレンスの24時間相談電話がアメリカにあります。
日本にもありますね。DV相談ナビ電話や各地域に相談センターがありますね。
警察への匿名電話もあります。詳しくは政府広報にあります。
女性の4人に1人が配偶者からの暴力を経験し、10人に1人がくり返し暴力を受けています。
2年前のデータですが、配偶者間の犯罪(殺人、傷害、暴行)の検挙数は約7000件です。
20件/日です。想像以上に多いですね。被害者の多くは女性です。
ドメスティック・バイオレンスや暴力のない世の中になるでしょうか。
100年後くらいにでも、そんな世の中になったらいいですね。