丸岡 いずみ(まるおか いずみ)さん(46歳 )は、ニュースキャスター、タレント、
フリーアナウンサー、エッセイストです。
7年前に“news every.”という夕方のニュース番組のキャスターを体調不良のために降板しました。
そして5年前に丸岡いずみさんは「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」という本を出版しましたが、
その中で重度のうつ病を発症していたと書いています。
7年前の東日本大震災の取材後、湿疹が出る、眠れない、下痢が続くといった症状が出て、
それが、うつ病の身体に出る症状だと気づかずに仕事に邁進(まいしん)していたら心が折れて鬱地獄になったそうです。
「食事の時間が取れない」「睡眠時間が取れない」中で丸岡いずみさんが
アナウンサー生活をした10数年間の歪みが、うつ病の原因だったそうです。
しかし4年前に克服して芸能活動を再開しています。
丸岡いずみさんは昨年「休むことも生きること」という本を出版しましたが、
その中で幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが不足すると、うつ病にかかりやすくなることがわかっています。」と書いています。
セロトニン不足がうつ病の原因の一つのようですが、セロトニンとは何でしょうか。
セロトニンはストレスに関係するホルモンとして知られています。
ノルアドレナリンやドーパミンというホルモンもストレスと関係しています。
脳の内のセロトニンを産生する能力は健康な男性の方が女性より52%も高く、
セロトニンの前段階の物質のトリプトファンが欠乏すると、女性では脳の内のセロトニン合成が男性の4倍減少するそうです。
トリプトファンは精神を安定させる働きがあります。
一言で言ってしまうと女性の方がうつ病になりやすいです。
このように人間の体のしくみを考えると、丸岡いずみさんは男性と同じような労働環境で
アナウンサーやキャスターをしてきて、うつ病になりやすかったのかもしれません。
では女性として丸岡いずみさんはどうやって克服したのでしょうか。
亡くなったお父さんが丸岡いずみさんに「休むことも生きること」だと言ってくれたそうです。
「自分が楽しいと思える趣味をたくさん持っているほうが、うつ病からの回復が早いともいわれています。
温泉や土いじりが大好きなので、こういった趣味に没頭する時間を大切にして、セロトニンを分泌することを意識しています」
と丸岡いずみさんが言っています。
温泉に入ったりスポーツをして汗を流すのはストレス解消方法の一つですね。
うつ病の克服方法でもあったんですね。
また、日中に太陽光を浴びてセロトニンをつくっておくとよいと言われています。
今は季節のいいときなので外を散歩するのもいいかもしれません。
セロトニンを作りやすい栄養素もありますが、食べるときに何でもよくかんで食べるとセロトニンが増えるそうです。
“食事の時間が取れない”くらい忙しくても食事の時間を作らないといけないですね。
うつ病は、日本人の13人に1人が罹患している“国民病”のような病気なので丸岡いずみさんは体験して医学的原因を知って克服したようです。