昨年、多くの人が衝撃を受けた小林麻央さんの逝去。
乳がんが発覚して公表されてからは、多数のメディアが取り上げていて話題を欠くことはありませんでした。
治療もむなしく若くして亡くなってしまったことで、がんという病気に対して、年齢関係なく気を付けなくてはいけないと改めて思い知らされました。
その中で、小林麻央さんは丸山ワクチンを使わなかったの?という疑問を持っている人がいるようです。
丸山ワクチンという薬は抗がん剤の有名な薬に比べてかなり認知度が低く知っている人は少ないものですが、知っている人からすると、助かる可能性があるなら使うべきだったのでは…という思いもあったようです。
実際に使っていたら助かっていた、もしくはもっと延命ができた可能性はあるのでしょうか…?
丸山ワクチンは、1944年に皮膚結核の治療のために開発されてから改良や対象を変えて、
現在まで約40万人以上の方が治療薬として利用されてきています。
抗がん剤のみの治療と、抗がん剤+丸山ワクチンを併用した治療とで、グループわけにしてデータととったところ、
二つを併用したグループの方が15.2%も生存率は上がったといわれています。(50か月分)
丸山ワクチンは、免疫の働きを調整することで、間接的にではありますが、がんの増殖や逡巡、転移を抑える効果があるといわれています。
また、コラーゲンの増加認められがんをコラーゲンで覆うことで、転移や増殖を防ぐこともあるようです。
ここだけ見ると、がんの治療にかなり有効な感じがしますが、半世紀以上もあるにもかかわらず、実際には40万人ほどにしか利用されていません。
その理由は、国が先導して行った臨床試験では効果が確認できていないからといわれています。
しかし、異例の有償治験薬として患者に供給することを認めていて、3年ごとに治験期間の延長をし続けてきて、
現在でも希望者がいれば、医師や場所は限られてしまいますが、利用され続けています。
実際に、利用したの中には今でも元気に生活をしているという声もきくので、臨床試験で効果がでなかっただけで、
実際にはかなり有効なものであると考えられそうです。
丸山ワクチンのがんへの効果は不確かな点が多いですが、副作用は抗がん剤と比べてないといってもいいほどの物です。
金額も約1か月で1万円もかからないので、病院から匙を投げられてしまった方からは、何もしないより、
何もできないことより、ワクチンを打っているほうが気が休まる。と使っている人もいるみたいです。
がんに限らず病気の治療には精神的なものも大きくかかわってくると考えられていますし、前向きであれば細胞の活性化も期待できるなどともいわれています。
がんになってしまうと、それだけで後ろ暗い気持ちになってしまうと思います。
苦しい治療を行ってきても一向に良くならないこともあると思います。
そんな時に、少しでも効果のあるものに期待してしまいたくなりますよね。
丸山ワクチンはそういった観点からも、利用している人に貢献をしているのかもしれないですね。
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