俳優の村野武範さんががんにかかっていたと告白しました。
以前から病気だとか、激やせしたなどと言われていましたが、それはがんが原因でした。
現在は、治療の末回復したようですが、一歩違えば亡くなていたかもしれないとも話しています。
俳優の村野武範さんが、佐賀県佐賀市で行われたイベントでがんであったことを告白しています。
激やせをしていて病気なのでは?と思われていましたが、まさかがんが原因だとは思ってもいませんでしたね。
いちじは、ステージ4まで進行していて余命も少ないといわれていたようですが、治療の末回復し、
今でもこうしてイベントに参加をしているようです。
村野武範さんが病気の異変に気が付いたのは2015年の5月。
首のあたりの小豆ほどの大きさのしこりがあったとのことです。
最初に診察を受けた病院では「風邪」と診断をされたようです。
その後、違う病院で診察を受けて、中咽頭(いんとう)がんという病気であったことが分かったそうです。
確かに、風邪などの症状で、首の周りにしこりができたりすることがあります。
村野武範さんはおそらく風邪を引いていると感じていなかったため、最初の診断で思い込むことなく、
別の病院に書かれたのだと思います。
最初に診察をした病院がどんな診断をしたのか不明なので、病院が悪いとは言えませんが、
もし村野武範さんが亡くなっていたら病院としては大変だったかもしれないですね。
村野武範さんはいまは回復しているとのことですが、どんな治療を受けたのでしょうか。
村野武範さんは中咽頭(いんとう)がんの治療に陽子線治療という治療法を使用したそうです。
陽子線治療とは?
一般的な放射線治療は、放射線をがんの病巣に照射して、がん細胞にダメージを与え増殖能力を奪います。しかし同時に周辺の正常な細胞に対しても放射線はダメージを与えるため、結果として臓器の障害を引き起こしてしまう可能性が生じます。がんの病巣に集中して放射線を当てつつ、正常な組織への影響は最小限に抑えることが、良い放射線治療につながります。
そこで陽子線の「止まる」という性質が活きてきます。陽子線は一般的に診療で用いられる放射線であるX線と比べ、「止まる深さ」で「細胞へのダメージ」が最大になり、その後方へはほとんど影響しません。さらに陽子線のエネルギーによって「止まる深さ」が決まります。「止まる深さ」をコントロールすることで、がんに集中して放射線を当てることが可能になります。
まとめると、陽子線は放射線よりも、正常な細胞にダメージを与えにくく、がん細胞を集中して治療できるというもののようです。
ただ、この陽子線治療は結構な治療費がかかります。
陽子線治療だけで見ると治療費は300万円前後もかかります。
そのほかにも通常のがんに対する治療も行うため、全体的な費用としては300~1000万円ほどかかるようです。
それでも、正常な細胞へのダメージがかなり抑えられるため、選ばれることもあるようです。
村野武範さん自身はがん宣告時は「このまま死ぬんだ」と思っていたようです。
しかし、村野武範さんに生きていてほしいと願っている奥さんがこの陽子線治療を調べて、治療を受けさせたようです。
陽子線治療だけでは、激やせをする要因にはなり得ないと思われますが、抗がん剤治療と併用して行ったりもする様で、
陽子線治療が激やせを起こした原因ではなく、抗がん剤によるものだと思われます。
どうしても、一般的な放射線治療と比べると金額も高く、手が出しにくい治療法になってしまうのですが、
ステージ4までいったがんが回復するという点を見ると、驚くと同時に可能性はあるんだと思います。
もし、お金をかけても助けたい人がいるというのであれば陽子線治療を勧めて見るという手もあるのかもしれませんね。