歌舞伎俳優の中村獅童(なかむら しどう)さん(45歳)は昨年の5月に初期の肺腺癌であることを発表し、
すぐに手術しました。タバコを吸っていたんでしょうか。
㈱オムロンの公式サイトに、タバコを喫わないのに肺がん(肺腺がん)というケースが、
とても多くなっていると出ています。
肺がんのタイプによって、タバコが影響するものと、あまり関係ないものとがあるんですね。
中村獅童さんは、映画「NEWシネマ歌舞伎 四谷怪談』が、昨年9月末に公開され、舞台で元気にあいさつをしました。
写真を見ると、数ケ月前に肺腺癌を診断されましたが、不幸そうな感じがなく、元気そうですね。
中村獅童さんは2年前に再婚し、昨年12月に男の子が誕生しました。
前妻の竹内結子さんとの間に生まれた男の子は親権は竹内さんが持っているので、
今は、現在の奥さんと生まれたばかりの男の子と家で3人で暮らしていることでしょう。
中村獅童さんの家は歌舞伎の名門の家です。歌舞伎の世界は世襲制ですよね。
お父さんは初代 中村獅童さんで、弟は萬屋錦之介さんと中村嘉葎雄ですさん。
お父さんは18歳のときに歌舞伎役者を辞めて、東映プロデューサーをしました。
弟の萬屋錦之助さんを日本一の映画スターにするためでした。
萬屋錦之介さん主演の映画はヒットし、活躍するようになりました。昭和36年くらいのことです。
その後。東映を退職し、息子のために有限会社中村獅童事務所を設立し、会長を務めました。
お父さんは、自分が有名になるよりも、弟や息子によくしてあげたいみたいです。
中村獅童さんは小さいころから、そんなお父さんの姿を見ながら、どう思っていたでしょうか。
2013年にNHKで放送された「ファミリーヒストリー」で中村獅童さんがお父さんのことを語っています。
8歳で初舞台に立ちましたが、子供の頃は、芝居を見に来てくれませんでしたが、
25歳の時に中村獅童さんが初めて目立つ役をもらいました。
お父さんが見に来てくれて、芝居が終わっても、誰よりも長く拍手をしてくれたそうです。
お父さんは、25歳で初めて目立つ役を演じた息子を他の観客以上に祝福して、自分の息子のためだけでなく、
歌舞伎界を盛り上げようとしていたかもしれませんね。
25歳の役者だったら、これから活躍する可能性がありますからね。
中村獅童さんは、お父さんが、弟を日本一の映画スターにするためにプロデューサーをしたり、
息子のために事務所を作って会長をする姿を、子供の頃から見ていたはずです。
お父さんの生き方を自然に学び、そのようなっていく可能性がありますね。
歌舞伎や映画を通して、みんなを楽しませてほしいですね。