大砂嵐 金崇郎(おおすなあらし きんたろう)さん(25
歳)はエジプト出身で大嶽部屋(おおたけべや)所属の
十両力士です。
今月初め、長野県内で車を運転中に追突事故を起こして
いました。
当時、無免許運転だった疑いもあり、県警が道交法違反の
疑いで捜査しているそうです。
相撲協会は内規で現役力士の運転を禁じていて、緊急協議
をして、大砂嵐と師匠の大嶽親方から事情をききました。
その結果、1月22日からの初場所を休場すると発表しました。
相撲協会の春日野広報部長は、車には大砂嵐と妻が乗って
いて、本人は「自分は運転しておらず、妻が運転していた
」と言いました。
話が食い違うので相撲協会は22日以降、詳しい状況を
確認するそうで、真実は相撲協会と警察の捜査結果を待
つことになります。
すもうの力士になるためには新弟子検査という検査が
あって合格した人が日本相撲協会に登録されて正式な力士
として認められます。昨年は74人が合格しました。あまり
多くありません。
日本では学生、アマチュア時代に学生相撲や全日本相撲
選手権大会があって、上位入賞者は力士になっている人
がいます。
すもうは、柔道、剣道と同じく日本の武道として考えられて
いますが、最近は日本人以外に外国人の力士もいますね。
また、18歳以下の人は、世界ジュニア相撲選手権大会に
出場することもできます。
1999年から日本や外国で開催されて、優勝者は日本人、
アメリカ人、ロシア人、モンゴル、ジョージア(グルジア
)人などです。
大砂嵐も10年前の16歳のときに入賞しています。
大砂嵐は現在、身長189cm、体重160kgです。体が
かなり大きくて、すもうの対戦に有利ですね。
大砂嵐は11歳でボディービルを始めて、そのときでも
体重は120キロでした。知人に誘われて、すもうをして
みました。
大砂嵐はアフリカやイスラム圏から力士が出ていない
ので自分が入門すれば、アフリカのすもうの歴史を変
えれると思って力士になる努力を始めたようです。
すもうをはじめスポーツの目的は、自分の体力と健康
維持ですね。
特に大相撲は、力士が対戦して、客に観戦してもらって
楽しんでもらうことですね。
すもうファンは応援している力士が勝つのを見るのが
いいですね。
スポーツの対戦では、国と国との国境がなくなり、
お互いに公正にプレイしますね。
過去や現在に敵国家であったとしても、スポーツ大戦
のときは相手の国の選手を憎む心はないはずです。試合
が終わったあとに選手同士が握手したり、仲良く話し
たりするのを見るのがいいですね。
大砂嵐もそんな観衆たちの期待に応えるような力士
でいてほしいですね。