高畑 勲(たかはた いさお)さん(82歳)は映画監督、アニメーション演出家、プロデューサーなど
の仕事をしてきましたが、昨日、5日に亡くなりました。
スタジオ・ ジブリの映画「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」などを監督しました。
アニメーションを見てそのストーリーの内容やキャラクターがかわいいと思っても監督の経歴や思想は報道されないし、
自分でも調べることがないと思います。
実は高畑勲監督は共産党でした。
高畑勲監督が日本共産党の新聞の赤旗に登場して次のように書いてあります。
「目先の経済だけしか考えずに、勇敢で大胆そうな危険人物を支持したら、その先にどんな未来が待っているか。
日本がいやな方向に行くのを少しでもくいとめるために共産党の
躍進を願う」おっかない話ですね。
㈱スタジ・オジブリは、日本のアニメ制作会社で宮崎駿監督が有名ですが、
最近は高畑勲監督は宮崎監督と一緒に作品を作ることはなかったようです。
5年前に高畑勲監督の原案・脚本・監督のアニメ『かぐや姫の物語』が公開されましたが、製作費50億円をかけて作られました。
日本のアニメ映画で高品質な作品は製作費が10億~20億円くらいと言われているので、これは破格的に高い製作費です。
『かぐや姫の物語』は7年前に亡くなった日本テレビ会長の氏家 齊一郎(うじいえ せいいちろう)氏の意向で作られました。
氏家齊一郎氏も高畑勲氏も共通点がありますが、東京大学出身で、共産党です。
共産党でない人は共産党がどんなものなのかよく知らないと思います。
共産党こと日本共産党は約30万人の党員がいて国会議員数は、1年前のデータでは衆議院議員12名、参議院議員14名です。
外国から見ると日本では共産党が政党として認められているのにびっくりする人たちもいます、
高畑勲監督のアニメ映画の中にもその思想が入っていたんでしょうか。
共産党といってもどんなものなのか、わかりにくいので、その反対語の民主主義を考えればわかりやすいと思います。
個人として立派な人格を持ち、理想的な家庭を作り、環境を大切にし、みんなが同じ環境
で平等に暮らす政治社会を理想としているのが民主主義だそうです。
困っている人がいれば他人であっても自分の兄弟が心を痛めているように感じて助け合い、お金がある人はない人にに与えて、
物の豊かさから心の豊かさを求め、環境を破壊してきた科学を住みやすい環境に変えるための科学にするなどです。
高畑勲監督の先ほどの赤旗の記事にこのような内容があるでしょうか。
ありません。
また、 高畑勲監督は「火垂るの墓」の監督をしましたが、インタビューの中で、「再び戦争をしないためには、
あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。」 と答えています。
戦争のシーンやそのために子供が死んでいくシーンを見て学ぶことがあるでしょうか。
闘争や暴力を言っているのは共産党です。
高畑勲監督のアニメ映画の中に共産党の考えが入っていたかもしれませんね。
最近は「火垂るの墓」はテレビで放送されなくなりました。
映像は思想に影響しますからね。