大相撲の力士を養成する建物を相撲部屋といいますが、
相撲部屋の系統ごとに一門(いちもん)という派閥が
あります。
政治家みたいですね。
その一門のうちの一つである貴乃花一門ですが、メンバ
ーは貴乃花部屋(たかのはなべや) 、阿武松部屋(
おうのまつべや)、立浪部屋(たつなみべや)、大嶽部屋
(おおたけべや)、千賀ノ浦部屋(ちがのうらべや)
と昨年12月に時津風一門から錣山 (しころやま)
親方(寺尾)ら3人が合流しました。
2月2日に日本相撲協会の理事選が行われる予定ですが、
貴乃花一門から貴乃花親方(45歳)が出馬する予定です
が、候補者を一本化できず、各親方が貴乃花派と阿武
松派に分かれているそうです。
選挙はもうじきですが、貴乃花親方が立候補できるで
しょうか。
日本相撲協会の規定を見ると理事の収入は149万8000
円/月で、その他手当も付くそうです。
びっくりするくらいの金額ですね。
貴乃花親方は、元横綱日馬富士関が弟子の貴ノ岩に暴行
した事件で、報告義務違反や相撲協会に協力を拒否した
などで今年の1月に理事を強制的に解任されました。
大相撲の歴史上、初めての理事解任だったようです。
貴乃花一門の貴乃花親方は1月初めまで理事だったの
でこれだけの収入があったんですね。
現役の力士の最高の横綱だったら日本相撲協会から
月給や賞金や手当をあわせて4473万円/年受け取るそうです。
約372万円/月です。すごい高額ですね。
貴乃花親方は1994年に横綱になってから2003年に引退
するまで約10年ありましたが、けがや不振で大変だった
ようです。
横綱の位置を保つのは簡単じゃないですね。
寺尾は14年前に錣山部屋(しころやまべや)を創設し
ましたが、現在はどこの一門にも属しない無所属です。
寺尾たち親方三人が、以前の一門をぬけて、無所属
になったので、2月の理事選で貴乃花親方を応援する
可能性があります。
日本相撲協会理事は、年寄から選ばれる理事候補と、
外部から選ばれる理事候補から、評議員会によって任命
され、定員は10名から15名の間です。
年寄だけでも現在98人もいます。
立候補届は2月1日までなので、あと3日ですね。
日本相撲協会の2年前の収入は約120億円で、そのうち
約100億円が本場所と巡業の開催での収入だそうです。
何だか、お金と人脈がからんで複雑ですね。
理事選後に問題が起きないように、うまくいってほしいですね。
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