香川県小豆島にあるヤマロク醤油はテレビ番組で何度も紹介されました。
昨年だけでも10回以上紹介され、日本だけでなく、アメリカのCNNネットテレビや台湾のテレビにも出ました。
日本には1000社以上の醤油メーカーがありますが、なぜ、ヤマロク醤油がテレビで紹介されたのでしょうか。
醤油は発酵食品で、原料をゆっくり時間をかけて、発酵・醸成して完成します。
大きな醤油工場は、機械を使って製造していますが、ヤマロク醤油では、
杉で作られた大きな樽を使って1つずつ手作業で混ぜて完成させています。
150年にもなる樽ですが、その中に発酵に必要な菌が何層もあって新しい樽だとだめだそうです。
ちなみに、ヤマロク醤油のもろみ蔵は、高さ2mくらいの樽が約70個あり、100年以上前(明治初期)に建て
られたもので、国の登録有形文化財に指定されています。
春から夏にかけて大きく発酵する樽の中を混ぜる作業では、発酵熱で40℃を越えて
汗だくになりながら一つ一つを丁寧に混ぜるそうです。
機械で混ぜたら簡単ですけど、大きな樽の中の発酵の様子を見ながら混ぜるのは、職人じゃないとできませんよね。
ヤマロク醤油で人気がある醤油が2つあります。
丹波黒豆を原料にした「菊醤(きくびしお)」と、2度仕込みをしてできるまでに4年かかる「鶴醤(
つるびしお)」です。どちらも145mlで486円(税込み)です。
小さい瓶で、普通の醤油よりも高いですね。
菊醤は、ステーキ、卵かけご飯に合うそうで、 鶴醤は、刺身、スイーツにいいんだそうです。
アイスクリームなどに醤油???と思いますが、少しだけかけたらキャラメルソースみたいな味がするようです。
新しい食べ方ですね。簡単に食事したいときは、卵かけご飯にこの醤油をかけたらおいしいかもしれません。
「ちょっと贅沢なぽん酢」というポン酢も販売しています。値段は、さきほどの醤油と同じです。
天然醸造醤油に「ゆず」と「すだち」の果汁を、ふつうのぽん酢よりも多く使っているそうです。
今の寒い時期に、水炊き、しゃぶしゃぶにいいかもしれません。
ヤマロク醤油のサイトのネット販売は3月下旬までお休みだそうで、取扱店、販売店は、アマゾン、楽天、
ヤフーショッピングなどで購入可能になっています。
醤油を買うときに材料表示を確認していますか?
JAS法の品質表示基準では、酵素の添加や食品添加物を使用していない場合
「天然醸造醤油」の表示が認められています。
ヤマロク醤油は、天然醸造醤油に該当するそうです。
大量生産できないので、少し高いですが、味はいいそうです。
最近は、食べ物のせいでガンになるとも言われているので、食べ物に気をつけて健康でいたいですよね。