天空の城ラピュタの代名詞ともいえるセリフは
『バルス』
ですよね。ほかにもあの長くても覚えられてしまう
『リテ・ラトバリタ~~』
など、30年以上たっても色あせずに放送のたびにネットを盛り上げてくれています。
今回は、天空の城ラピュタの呪文一覧や未使用の呪文をまとめてみました。
天空の城ラピュタの呪文一覧
まずは、劇中で使われた呪文一覧です。
・『バルス』
いまでは超が付くほど同じみ。『バルス』スバルと名前のつく人のあだ名がバルスになるくらい有名な呪文です。
意味は『閉じよ』
ラピュタ城中枢に浮かぶ巨大飛行石により、下部の半球体にある石版のメインコンピュータ回路を自壊させ、城全体を崩壊に導く呪文です。
ネットでは、『バルス』が使われる時間帯にツイッターのサーバーが落ちたなどと逸話を持っています。
海外のネットワーク関係の仕事をしている人は、天空の城ラピュタが放送されるときは、サーバーが落ちないか不安に思っているところもあるのだとか。
アニメの世界だけでなく、現実のネット世界をも滅びに導きかねないある意味禁断の呪文です。
『閉じよ』という意味から、コンピュータ内の開いている回路をすべて遮断(閉じさせる)ことでラピュタ自体の存在を滅ぼす(世界から閉じる)意味があるのだと思われます。
・『リテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール』
ラピュタの封印を解く言葉。
呪文一つでラピュタの機能全般が活性化し、ロボット兵も反応して活動を再開する。
シータは「困ったときのおまじない」として祖母から教わっていました。
意味は『我を助けよ、光よ蘇れ』
シータの祖母のセリフを聞くと、
『リテラトバリタウルス アリアロスバルネトリール』
となっているので、
「リテ・ラトバリタ・ウルス = 我を助けよ」
「アリアロス・バル・ネトリール = 光よ甦れ」
という意味になります。
天空の城ラピュタの未使用呪文一覧
天空の城ラピュタには劇中では使われなくなった、呪文が存在します。
・『レヂアチオ・ルント・リッナ』
準備稿の中にのみ登場したのみ。
意味:「ものみな鎮まれ」
・『シス・テアル・ロト・リーフェリン』
準備稿の中にのみ登場したのみ。上記と併せ、ラピュタを包む嵐を鎮め、雲を晴らす言葉となっています。
意味:「失せしもの汝、姿を現わせ」
天空の城ラピュタの呪文の真意は?
劇中に登場した呪文と未使用の呪文を見てみると、ある共通点が出てきます。
それは、『ラピュタの守護と破壊』を意味する言葉であるということ。
『バルス』が閉じる(滅び)の意味
あとの3つは、ラピュタの再生と解放を意味するものになります。
未使用の呪文にはラピュタの守護(嵐)を鎮める(解放)し、『リテ~』はラピュタ再生をさせています。
『バルス』はラピュタに何かあった際に、関係者以外に城を取られないようにするために、
自ら『滅ぶ』ように設定された呪文と考えれば、守護と破壊の両方の意味をとらえることができます。
なので、4つの呪文はすべて『ラピュタの守護と破壊』を意味する呪文であると考えられます。
困ったときは、城に設置した機械兵が助けてくれる。
しかし、祖母から教わった際に「幸福になるには悪い意味の言葉も覚えていなければいけない」というのは、
「ラピュタを使うことはほかの物からも狙われる。これを使うと幸福と不幸の両方を持つことになる」
という戒めとしてシータは教わったのかもしれませんね。