フラリーマン現象がトレンドに!
昨年の9月に“フラリーマン”の姿が「おはよう日本」で
放送されました。
“フラリーマン”とは何でしょうか。
国の働き方改革で会社員の定時退社が増えて、お父さん
の世代のサラリーマンが退社してもまっすぐに家に帰ら
ず、同僚や友人と飲むわけでもなく、時間潰しのように
道端でお酒を飲んでいたり、映画館やコンビニ、書店など
で1人で長時間過ごしていたりする人の姿です。
社会心理学者の渋谷昌三(しぶや しょうぞう)さんが2004
年に出版した著書「『上司が読める』と面白い」の中で「
フラリーマン」と名付けた造語です。
昨年の終わりにNHK WEB特集や毎日新聞の特集に掲載さ
れていました。
どうしてこんな現象があるのでしょうか。
フラリーマンの理由は?
お父さんの世代のサラリーマンがフラリーマンをしてい
る理由は何でしょうか。
フラリーマンの本音は何でしょうか。
千葉県柏市の男性(33歳)は小学1年生と幼稚園児の子ど
もがいますが、早く帰ったら家のことをやってくれと奥さん
から言われます。子どもを風呂に入れたり、皿洗いや洗濯を
したりしますが、洗濯物の干し方一つにも小言を言われると
ため息をつきます。
サービス業の男性(36歳)は中学1年と小学5年の子ども
がいますが、 東京・ 有楽町のガード下で ほぼ毎日、500
ミリリットルの缶ビール2本を飲んでから帰宅します。本当は
家でゆっくりと酒を飲みたいですが、妻がお酒を飲まないので
理解してくれません。テレビが見たくても、チャンネル権は子
どもに取られています。毎日飲みたいから、居酒屋で毎日飲む
ほどお金が使えないそうです。
フラリーマン現象の理由は、会社で突然、残業するなと言われ
るようななったけれど、家は夫が遅く帰って来るつもりにして
いるので居場所がありません。残業代がなくなって給料も増え
ていないので、家電量販店や、お金があまりかからないWi-
Fiが使えるカフェやームセンターで時間を潰すしかなくて
フラリーマンをしているようです。
NHKの番組を見て「同じような人がいるんだなあと思いまし
た」という男性がいます。
では共稼ぎや子育てをしているお母さんもフラリーマンをして
いるんでしょうか。どんな反応でしょうか。
フラリーマン反対!
3月6日朝7時の時点でフラリーマンに対して“イヤ“の感情を
持っている人が70%でした。
また、500件以上のツイートがありました。
その中の一つを紹介します。
仕事が早く終わっても育児と家事をしたくないから帰らない男を
フラリーマンで、男がやればフラリーマン、女がやれば育児放棄
って責められるんやろうね。笑い事じゃないよ。
子育て中の主婦には、フラリーマンをする自由はないようです。
60代の女性は早く帰宅されても対応に困るそうですし、50代
の女性は連絡してくれれば構わないそうです。
世代や家族の状況によってフラーリマンの賛否が分かれるようで
す。
しかし、夫婦が別々に時間潰しをするよりも、お互いの関係をよ
くするために有意義な時間を持つことが先々のことを考えてもい
いようです。例えば、お互いに共通の趣味の時間を持つなどです。
夫婦はどちらかが先にいなくなるまでは数十年一緒にいるパート
ナーですからね。
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